プリンセプ(その他表記)James Prinsep

改訂新版 世界大百科事典 「プリンセプ」の意味・わかりやすい解説

プリンセプ
James Prinsep
生没年:1799-1840

インド古代研究に業績をあげたイギリス人。植民地官吏としてインドに渡り,1819年から38年にかけワーラーナシー(ベナレス)とカルカッタ造幣局勤務職務のかたわらインド古代研究に従事し,またベンガル・アジア協会幹事を務める。1837年,古代貨幣の銘文を手がかりにアショーカ王石柱碑文解読に成功した。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

367日誕生日大事典 「プリンセプ」の解説

プリンセプ

生年月日:1799年8月20日
イギリスの東洋学者,インド考古学者
1840年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のプリンセプの言及

【インド系文字】より

…滅亡の時期を前1500年とすると,ブラーフミー文字による現存最古の碑文の年代まで約12世紀の断絶があり,この断絶を埋める文字資料は発見されていない。 1837年,ジェームズ・プリンセプによってほぼ解読されたブラーフミー文字,同人によって17文字解読されたカローシュティー文字は,アショーカ王による石柱,磨崖碑文の文字である。カローシュティー文字は,前5世紀ころ,ブラーフミー文字を知っている者が,アラム文字を借用して考案したものとされている。…

※「プリンセプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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