プロクルス(読み)ぷろくるす(その他表記)Sempronius Proculus

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プロクルス」の意味・わかりやすい解説

プロクルス
ぷろくるす
Sempronius Proculus

1世紀中ごろのローマの法学者。彼の名は後代の法学者の引用から知られるだけである。著作として『書簡集』Epistulaeが伝えられるが、後世の法学者により相当部分改変されたものである。プロクルスは法学校の教師として活躍し、二大学派の一つプロクルス学派の頭目としてサビーヌス学派と対抗し、個々法律問題論争を通じて精緻(せいち)な古典法学をつくりあげるのに寄与した。両派対立はその後約1世紀の間続いた。

[佐藤篤士]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む