プロト直閃石(読み)プロトちょくせんせき

最新 地学事典 「プロト直閃石」の解説

プロトちょくせんせき
プロト直閃石

proto-anthophyllite

マグネシウム-鉄-マンガン角閃石の一種化学組成□Mg2Mg5Si8O22OH2(端成分の式),直方晶系,空間群Pnmn,格子定数a0.93553nm, b1.7931, c0.53117,単位格子中2分子含む。白色柱状。劈開{110}に完全。硬度~6。比重2.98。薄片では無色。屈折率α1.593, β1.609, γ1.615,2V(-)64°。岡山県高瀬鉱山の接触変成作用を被った蛇紋岩産出。直方型角閃石の新種として小西博己ほか(2003)が記載。直閃石(空間群Pnma)結晶構造内の八面体層の積層順序とは異なるプロト型と呼ばれる構造を有し,a軸の長さは直閃石のそれの約半分となる。名称はプロト型構造の直閃石の意。

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