プロバビリオリズム(その他表記)probabiliorism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プロバビリオリズム」の意味・わかりやすい解説

プロバビリオリズム
probabiliorism

近代に現れた道徳上の蓋然説の一つ (→蓋然論 ) 。厳密 (厳格) 蓋然説と訳される。 16世紀にドミニコ会士トロメウスが提出した蓋然説は,ある行為が許されるという十分な根拠がありさえすればそれを実践してよいとした。プロバビリオリズムは,その行為を実践するにはそれを可とする根拠が否とする根拠以上のものでなければならないとする。ドミニコ会の主流となり 17世紀の論争で有力な立場であったが,実際は規定が曖昧であるという理論的欠陥があり,その後はすたれてしまった。

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