プーナ(英語表記)Pune

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プーナ」の意味・わかりやすい解説

プーナ
Pune

インド西部,マハーラーシュトラ州西部の都市。プーナ県の行政庁所在地。ムンバイ (ボンベイ) 南東約 120km,デカン高原西端部 (標高 564m) ,ムラ川とムタ川の合流点に位置。 1635年頃マラータのシバージーが本拠地をおき,1714年にはマラータ王国の首都およびヒンドゥー文化の中心地として栄えた。その後は反英闘争の拠点となり,1817年イギリス支配下となったのちも,ラーナデー,ゴーカレー,ティラクらの独立運動指導者が輩出,1940年には全インド会議派委員会の開催地となった。温和な気候,美しい風光に恵まれ「デカンの王女」の別名をもつ。綿工業,製糖,農業機械,電気機械などの工業も盛ん。プーナ大学のカレッジ多数と,サンスクリット学,プラークリット学で知られるバンダルカル東洋学研究所がある。人口 155万 9558 (1991) 。

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