普及版 字通 の解説
9画
[字訓] つかう・たすける・おとこだて
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(へい)。は台上に礼器を載せている形。祝などの儀礼をいう意であるらしく、金文には「王位を(たす)く」「が位を(たす)けよ」のように、輔弼(ほひつ)の意に用いる。〔説文〕八上に「ふなり」、〔伝〕に「なり」とするが、任は後起の義。
[訓義]
1. つかう、ことを行わせる。
2. たすける。
3. おとこだて、任。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ツカヒ・サスラフ/伶 サスラフ 〔字鏡集〕 セツム・ツカヒ・サスラフ
[語系]
・・娉・聘phiengは同声。はもと神事の儀礼で、そのことにいそしむ意があり、敏・捷の意もある。声の字はみなの声義を承ける。
[熟語]
停▶・伶▶
[下接語]
伶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報