化学辞典 第2版 「ヘキサアンミン錯体」の解説
ヘキサアンミン錯体
ヘキサアンミンサクタイ
hexaammine complex
中心遷移金属原子に6個のアンモニア分子が配位した錯体 [M(NH3)6]n+ の総称.ウェルナー錯体の代表.配位子NH3はアンミンと命名され,金属原子-配位子結合はσ結合で,配位子のσ軌道とd軌道の相互作用によっている.[Co(NH3)6]3+ が黄色に着色しているので,過去には一般にルテオ塩とよばれた.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報