ヘグボマイト

最新 地学事典 「ヘグボマイト」の解説

ヘグボマイト

högbomite

ヘグボマイト上族さらにヘグボマイト族鉱物の名称。ノラナイトモジュールとスピネルモジュールで構成される複雑なMg・Fe・Al・Ti・Zn酸化物。鉱物種としては,magnesiohögbomite, ferrohögbomite, zincohögbomiteがあり,種名のあとに2つのモジュールの組み合せが記号としてつけられる。たとえばmagnesiohögbomite-2N2Sは2個のノラナイトモジュールと2個のスピネルモジュールで構成されていることを示す。ferrohögbomiteは2N2Sのみ,magnesiohögbomiteは他に2N3S, 2N4S, 6N6S, 6N12Sがあり,zincohögbomiteは2N2Sと2N6Sがある。例として,以下magnesiohögbomite-2N3Sの諸性質を示す。化学組成(Mg, Fe, Zn, Ti)4(Al, Fe)10O19OH)。三方晶系,空間群,格子定数a0.572nm,c2.30,単位格子中2分子含む。硬度6.5〜7,比重3.7〜3.8,ダイヤモンド光沢,黄〜褐黒色。六角錐状,板状結晶,粒状。劈開{0001}明瞭。光学的一軸性負,屈折率ε1.783,ω1.805。片麻岩スカルンなどに産出スウェーデンの地質学者A.G.Högbomにちなむ。

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参照項目:マグネシオヘグボマイト-2N4S

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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