ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘッセン方伯領」の意味・わかりやすい解説 ヘッセン方伯領ヘッセンほうはくりょうLandgrafschaft Hessen 神聖ローマ帝国の中西部に形成された領邦。もとチューリンゲン方伯家の支配を受けていたこの地方は,1247年同家の断絶とともにブラバント家のハインリヒによりヘッセン方伯領として独立した。その後,次第に領土を拡大し,宗教改革時代には名君フィリップ・フォン・ヘッセンのもとで,ザクセンと並ぶプロテスタントの指導的勢力となった。 1567年フィリップの死に伴う領土分割で,ヘッセン=ダルムシュタット,ヘッセン=カッセルなどに分れ,ヘッセン=カッセルは 1803年に選帝侯国とされた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by