ヘッセン=ダルムシュタット(その他表記)Hessen-Darmstadt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ヘッセン=ダルムシュタット
Hessen-Darmstadt

ドイツ旧領邦ヘッセン方伯領の一部。 1567年フィリップ・フォン・ヘッセン遺言により領土を4人の息子に分割した結果生れた。中西部ドイツに位置するダルムシュタットを首都とし,君主は方伯の位を保ったが,1806年ナポレオン1世の保護下で大公国に昇格し,ライン同盟加入。ウィーン会議後は,ヘッセン=カッセルとともにドイツ連邦の一構成国となり,その際マインツ,ウォルムスなどの新領土を加えた。 20年自由主義的な憲法が制定され,28年にはプロシア関税同盟に加入。プロシア=オーストリア戦争の際オーストリア側についたため,若干の領土を失ったが,ドイツ統一後もその一分邦としての存在を認められた。 1918年に最後の大公エルンスト・ルートウィヒが退位するまで続いた。

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世界大百科事典(旧版)内のヘッセン=ダルムシュタットの言及

【ヘッセン】より

…ドイツ中西部の州(ラント)。歴史的には旧ドイツの領邦国家ヘッセン・カッセルHessen‐Kasselとヘッセン・ダルムシュタットHessen‐Darmstadtを母体としている。面積2万1112km2,人口598万(1995)。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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