ヘデラゲニン

化学辞典 第2版 「ヘデラゲニン」の解説

ヘデラゲニン
ヘデラゲニン
hederagenin

C30H48O4(472.71).オレアナン骨格をもつ五環性トリテルペン.キズタHedera helixの葉に含まれている配糖体ヘデリンの加水分解によって得られる.また,ハリギリKalopanax ricinifoliumの魚毒性サポニン(kalotoxin)や,ムクロジSapindus mukurossiのサポニンの加水分解によっても生じる.融点332~334 ℃.+81°(ピリジン).エタノールクロロホルムに可溶.多数の配糖体が知られている.[CAS 465-99-6]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android