最新 地学事典 「ヘマトライト」の解説
ヘマトライト
hematolite
化学組成(Mn2+,Mg,Al)15(AsO3)(AsO4)2(OH)23の鉱物。三方晶系,空間群R3,格子定数a0.8275nm, c3.660, 単位格子中3分子含む。厚板状,菱形結晶。褐赤~ほとんど黒色,半透明~ほとんど不透明,ガラス~真珠ないし亜金属光沢。劈開{0001}に完全。硬度3.5, 比重3.49。薄片では黄褐~ほぼ不透明,屈折率ω1.733, ε1.714, 一軸性負。スウェーデン,Nordmarkの変成マンガン鉱床中の結晶質石灰岩からヤコブス鉱・磁鉄鉱・重晶石などに伴う。名称は「血」のような色をしていることから血を意味するギリシア語に由来。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

