ヘリウム燃焼(読み)ヘリウムねんしょう(その他表記)helium burning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘリウム燃焼」の意味・わかりやすい解説

ヘリウム燃焼
ヘリウムねんしょう
helium burning

3個のヘリウム原子核 (α粒子) が1個の炭素原子核に合成される熱核反応。3α反応ともいう。恒星中心部の熱核反応で水素が消費しつくされて星は主系列から赤色巨星へと進化し,中心温度が約1億K,中心密度が約 1kg/cm3 に達すると始る。なお温度がさらに上昇すれば炭素 12原子核がα粒子を捕獲して酸素 16となる。これらの反応のエネルギー生成効率は水素がヘリウムに合成されるp-p連鎖C-Nサイクルの生成効率よりはるかに小さい

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む