最新 地学事典 「ヘンドリクス雲母」の解説
ヘンドリクスうんも
ヘンドリクス雲母
hendricksite
化学組成K(Zn, Mg, Mn2+)3(Si3Al)O10(OH)2の鉱物。-1M, -2M1, -3Tのポリタイプが知られている。hedricksite-1Mは単斜晶系,空間群C2/m, 格子定数a0.5340nm, b0.9524, c1.0235, β100.07°, 単位格子中2分子含む。板状~短柱状結晶。銅赤~赤黒色。劈開{001}に完全。硬度2.5~3,比重3.4。薄片ではピンク色,屈折率β~γ1.64~1.70, 2V(-)2°~5°。亜鉛に卓越する雲母の一種。米国ニュージャージー州Franklinの変成亜鉛・マンガン鉱床から径30cmにも達する結晶が産する。名称は米国の鉱物学者S.B.Hendricks(1902~81)にちなむ。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

