20世紀西洋人名事典 「ヘンリクシェリング」の解説
ヘンリク シェリング
Henryk Szeryng
1918.9.22 - 1988.3.2
メキシコのヴァイオリン奏者。
元・メキシコ大学教授。
ジェラゾヴァ・ヴォラ(ワルシャワ近郊)生まれ。
5歳で母親からピアノを習い始めその後ヴァイオリンを学び、7歳でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏した。1925〜30年ベルリンでフレッシュらに学び、’34年からパリ音楽院でヴァイオリンの修業を続けた。第二次大戦中はポーランドの亡命政府の通訳を務め、300回以上の慰問演奏をした。’46年メコシコ国籍を取得し、’48〜56年メコシコ大学音楽学部教授を務める。’52年以降国際的な活躍をし、戦後の最も優れたバイオリン奏者の一人となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報