最新 地学事典 の解説
ベイオブアイランズ・オフィオライト
Bay of Islands ophiolite
カナダのニューファンドランド島西岸,コーナーブルック市付近に南北120km,東西25kmにわたって分布。溶け残りかんらん岩(ハルツバージャイト,レールゾライト),火成沈積岩(晶出順序はかんらん石→斜長石→単斜輝石),層状岩脈群,枕状溶岩(主要元素組成は海嶺玄武岩類似)からなる厚さ6kmの完全な火成層序をもち,下底変成域が発達する。原生界片麻岩類を不整合に覆う石灰相カンブリア・下部オルドビス系に,同時期の砕屑岩を主とする数枚のナップが衝上し,最上位にこのオフィオライトナップがのる。西縁にはオフィオライトメランジュを含むオルドビス紀付加体を伴う。50km東方のダネッジ帯の島弧オフィオライト群とともに,カンブリア紀後期の島弧縁海系リソスフェアとして形成され,オルドビス紀中期のタコニック造山期にローレンシアの受動的大陸縁に対して衝上。
執筆者:石渡 明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

