ベクトル型スーパーコンピューター(読み)ベクトルガタスーパーコンピューター

デジタル大辞泉 の解説

ベクトルがた‐スーパーコンピューター【ベクトル型スーパーコンピューター】

vector type super computerベクトルプロセッサーを用いるスーパーコンピューター総称ベクトル演算(同じ計算を繰り返し大量に行う処理)に向くため、天気予報数値計算流体シミュレーション多体問題などに利用される。→スカラー型スーパーコンピューター

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

ベクトル型スーパーコンピューター

ベクトル型プロセッサーを搭載したスーパーコンピューターのこと。米Cray Research社が、世界で初めて製作した。大量の配列処理を得意とし、大量のデータに対して似たような計算を行う気象予測や流体計算などに利用されている。現在世界最速のコンピューターである地球シミュレーターも、ベクトル型スーパーコンピューターである。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android