ベトパクダル石(読み)ベトパクダルせき

最新 地学事典 「ベトパクダル石」の解説

ベトパクダルせき
ベトパクダル石

betpakdalite

ベトパクダル石上族,ベトパクダル石族鉱物の総称。現在までに,betpakdalite-CaCa, -CaMg, -NaCa, -NaNaの4種類が知られている。従来ベトパクダル石といわれていたものは-CaCaに相当。化学組成[Ca2(H2O)17Ca(H2O)6][]。単斜晶系,空間群C2/m, 格子定数a1.944nm, b1.1096, c1.525, β131.28°,単位格子中1分子含む。微細な短柱状ないし擬八面体結晶の粉状集合。わずかに緑ないし褐色味を帯びたレモン黄色,ガラス~土状~脂肪光沢。劈開{001}に良好。硬度~3,比重2.98~3.05。薄片では淡黄~帯緑色,屈折率α1.782, β1.797, γ1.850, 2V(+)60°。カザフスタンのBet-Pak-Dal砂漠にあるタングステンモリブデン鉱床の酸化帯に鉄マンガン重石硫砒鉄鉱・鉄明ばん石などと産する。名称は原産地に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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