ベニヒ(読み)ベニヒ(その他表記)Chamaecyparis formosensis; Formosan cypress

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベニヒ」の意味・わかりやすい解説

ベニヒ(紅檜)
ベニヒ
Chamaecyparis formosensis; Formosan cypress

ヒノキ科の常緑高木で,台湾原産。直立する巨木で,ときには幹が高さ 65mにもなる。樹皮ヒノキに近く,淡赤色大小の薄片に裂ける。枝と葉はサワラに似ている。葉は鱗片状で密生し,先はとがり,下面は灰褐色で中央に白溝がある。材は赤色を帯びた軽質材で,特に年輪が美しいため建築,土木細工物に広く用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のベニヒの言及

【ヒノキ(檜)】より

…今日でも伊勢神宮の遷宮にはとくに木曾からヒノキ材が運ばれる。一方で大材が得にくくなり,平安神宮や,薬師寺金堂の再建にはベニヒ材が台湾から求められた。柱や障子の桟などさまざまな建築部材,あるいはふろおけとして用いられるが,総檜造りの日本家屋は最高のぜいたくに属する。…

※「ベニヒ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む