20世紀西洋人名事典 「ベニーカーター」の解説
ベニー カーター
Benny Carter
1907.8.8 -
米国のジャズ奏者。
ニューヨーク生まれ。
本名Bennett Lester Carter。
フランク・トランバウアーの演奏を聴いてからサックスを始めた。1928年からフレッチャー・ヘンダーソン楽団で活躍し、’35年にパリでウイリー・ルイス楽団に参加、’38年に帰国して自己のビッグ・バンドで演奏した。’45年にはハリウッドで映画音楽を手がけて、なかでも「ストーミー・ウェザー」「キリマンジャロの雪」は有名である。’61年にカウント・ベイシー楽団に提供した「カンサスシティ組曲」はファイブ・スターに輝いた。’70年代以降はコロラド大学などで教鞭をとり、多くのジャズ祭に参加して健在ぶりを示している。他の作品として「ジャズ・ジャイアント」「コスモポライト」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報