日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベネビチノフ」の意味・わかりやすい解説 ベネビチノフべねびちのふДмитрий Владимирович Веневитинов/Dmitriy Vladimirovich Venevitinov(1805―1827) ロシアの詩人、哲学者。シェリング、オイケンなどドイツ・ロマン主義哲学の研究サークル「愛知会」の一員。詩作品には、19世紀20年代前半の社会的高揚を反映して自由をたたえた『バイロンの死』『ノブゴロド』、デカブリスト事件(1825)後の悲しみに満ちた『詩人と友』『慰め』『遺言』などがあり、論文には『哲学に関する手紙』(1825)がある。プーシキンの親友で、そのよき理解者でもあった。[藤家壯一][参照項目] | プーシキン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例