ベリツス(その他表記)Berytus; Bērytos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベリツス」の意味・わかりやすい解説

ベリツス
Berytus; Bērytos

フェニキア古代都市。現レバノンのベイルート。古くから交易地として栄え,ヘレニズム時代にはここの商人によってデロス島に富裕な植民地がつくられた。セレウコス朝シリアのアンチオコス4世の統治時代からギリシア語フェニキア語で刻印された市の貨幣を発行。前 81年自由都市となり,前 16年頃ローマの植民地となって2個軍団がおかれ,領土は拡大した。ぶどう酒麻布で名高く,3世紀以降はローマ法の学校があった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む