ベルダン会戦(読み)ベルダンかいせん(その他表記)Battle of Verdun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルダン会戦」の意味・わかりやすい解説

ベルダン会戦
ベルダンかいせん
Battle of Verdun

第1次世界大戦中,ドイツとフランス間で行われたベルダン要塞の攻防戦。ドイツ軍参謀総長 E.ファルケンハインは,西部戦線のフランス側 (連合側) 突出部でフランス軍が死守するベルダン要塞に局地限定攻撃を加え,フランス側に出血を強いることを意図。 1916年2月 21日攻撃開始,9月攻撃中止まで,凄惨な攻防戦が展開され,死傷者数ドイツ 33万 6000人,フランス 36万 2000人を出した。この会戦でドイツ軍は撃退され,ファルケンハインの戦争指導は裏目に出て,資源豊富な連合側を以後優位に立たせ,ドイツ敗戦の一因をつくった。なおベルダン要塞はフランス北東部ムーズ川にのぞむベルダンの町周辺の丘に構築されていた。

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