ベルリンの画家(読み)ベルリンのがか(その他表記)Berlin Painter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルリンの画家」の意味・わかりやすい解説

ベルリンの画家
ベルリンのがか
Berlin Painter

古代ギリシアの赤像式陶画家。前500~前460年頃にアテネで活躍。その名称は『ヘルメスと2人のサチュロス』を描いたドイツベルリンにあるアンフォラに由来する。画面を枠取りせず,直接像を浮き出させる画風から,この人物の作と推定される作品が約 200点残されている。他の著名な作品は『キタラを弾く人』(メトロポリタン美術館),『海を渡るアポロン』(バチカン美術館),『アキレスとヘクトール』(大英博物館)。(→赤像式陶器

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android