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赤像式陶器 せきぞうしきとうきred-figure pottery

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

赤像式陶器
せきぞうしきとうき
red-figure pottery

古代ギリシア陶器の一様式。赤絵式陶器ともいう。絵の部分を明赤褐色の素地のままに残し周囲を黒く塗りつぶして,絵の内部の線を細い筆で描いて抑揚をつけて仕上げる。この新技法は前530~前520年頃に現れ,それまでの黒像式陶器に比べて非常に自由で豊かな表現力を有する描法であったため,黒像式に代わって隆盛し,パルテノンの時代にかけて頂点に達した。アンドキデスの画家の作品のなかに,一つの器の表裏で黒像式と赤像式を使い分けているものがあることから,この画家が赤像式の初期の代表者と考えられている。赤像式の技法は,前323年頃アッチカで消滅した。なお,まれに全体を黒く塗りつぶした素地の上に,赤褐色顔料などで絵付けしたものもある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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