現代外国人名録2016 「ベルンハルトシュリンク」の解説
ベルンハルト シュリンク
Bernhard Schlink
- 職業・肩書
- 作家,弁護士,法学者 ベルリン・フンボルト大学名誉教授
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1944年7月6日
- 出生地
- ノルトライン・ウェストファーレン州グロースドルンベルク
- 学歴
- ハイデルベルク大学法学部卒,フライブルク大学法学部卒
- 学位
- Ph.D.
- 受賞
- グラウザー賞〔1989年〕「ゴルディオスの結び目」,ドイツ・ミステリー大賞〔1993年〕「ゼルプの欺瞞」
- 経歴
- 1981年ボン大学教授、’91年フランクフルト大学教授を経て、’92年東ベルリン側にあるフンボルト大学(旧・ベルリン大学)で西ドイツ出身の初の教授に就任。公法学や法哲学などを講じた。’87年〜2005年ノルトライン・ウェストファーレン州憲法裁判所判事も務めた。また弁護士としてボンとベルリンに事務所を持ち、1986年から小説も書き始め、’87年ワルター・ポップとの共著「ゼルプの裁き」で作家デビュー。’92年の「ゼルプの欺瞞」でドイツ・ミステリー大賞を受賞。’95年ナチの犯罪と後世代の意識を描いた「朗読者」を発表、40ケ国で翻訳され、世界的ベストセラーとなる。2008年にはスティーブン・ダルドリー監督により「愛を読む人」として映画化され、主演のケイト・ウィンスレットは2009年アカデミー賞主演女優賞を受賞した。他の著書に「逃げてゆく愛」(2001年)、「ゼルプの殺人」(2005年)、「帰郷者」(2006年)、「週末」(2008年)、「夏の嘘」(2010年)などがある。1992年、2006年来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報