プトレマイオス9世ソテル2世(読み)プトレマイオスきゅうせいソテルにせい(その他表記)Ptolemaios IX Sōtēr II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

プトレマイオス9世ソテル2世
プトレマイオスきゅうせいソテルにせい
Ptolemaios IX Sōtēr II

プトレマイオス朝の王 (在位前 116~110,前 109~107,前 88~80) 。そら豆 (ラテュロス) とあだ名された。父プトレマイオス8世エウエルゲテス2世が,2人の息子のうち,母クレオパトラ3世が共同統治者として選ぶ者に,エジプトおよびキプロス島を与えるという遺言を残したため,弟プトレマイオス 10世アレクサンドロス1世を擁立しようとする母や弟との間に争いが絶えず,弟と交互にエジプトとキプロス島を統治した。前 101年に母が死去すると,弟が単独でエジプト王となり,自分はキプロスにとどまった。結局,前 88年の弟の死後,エジプト王となり,弟の妻であった自分の娘ベレニケ3世を王妃とした。外交面では,ローマの介入を避け,前王の事業を引継いでインドに香料貿易の使節を送った。さらにシリアにも兵を送ってセレウコス朝の内紛に介入。国内では,前 88年から上エジプトのテーベを中心とする先住民の反乱に直面し,3年がかりでこれを鎮圧した。

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