出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…また野口はイタリアのカザレー式アンモニア合成法を導入して日窒肥料(株)延岡アンモニア工場を建設,23年試運転に成功した。29年にはドイツのベンベルグ社から技術導入して銅アンモニア絹糸製造の日本ベンベルグ絹糸(株)を設立,延岡工場(原料として同工場のアンモニアを利用することを想定)に隣接して工場を建設,31年に製造を開始した。 31年,日窒肥料延岡工場を分離して延岡アンモニア絹糸(株)を設立(旭化成工業の直接の前身),33年に旭絹織と日本ベンベルグ絹糸を合併して旭ベンベルグ絹糸(株)と改称,一大レーヨン会社になった。…
…絹糸に似た繊維を作るのは化学者の夢であって,1882年に硝化法人絹が発明され,92年にビスコース人絹(ビスコースレーヨン)が作られ1904年に工業生産に移され,今日でも世界各国で大量に作られている。銅アンモニア人絹cuprammonium rayonはキュプラcupraまたはベンベルグ(商品名)と呼ばれ,製法の発明はビスコース法より早く1890年であり,97年に初めて工業化された。ベンベルグは天然絹糸に似た外観と手ざわりをもつ高級人絹であるが,生産費が高いため,生産量はビスコースレーヨンよりはるかに少ない。…
※「ベンベルグ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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