現代外国人名録2016 「ベーラタル」の解説
ベーラ タル
Béla Tarr
- 職業・肩書
- 映画監督,脚本家
- 国籍
- ハンガリー
- 生年月日
- 1955年7月21日
- 出身地
- ペーチ
- 学歴
- ハンガリー映画アカデミー〔1981年〕卒
- 受賞
- マンハイム国際映画祭グランプリ〔1977年〕「THE FAMILY NEST」,ベルリン国際映画祭カリガリ賞〔1994年〕「サタンタンゴ」,ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員特別賞,第61回)〔2011年〕「ニーチェの馬」
- 経歴
- ブダペストの映画アカデミーを卒業後、MA FILMに入社。1977年「THE FAMILY NEST」で映画監督デビュー、マンハイム国際映画祭グランプリを獲得。’94年7時間半の長編「サタンタンゴ」(’91〜93年)でベルリン国際映画祭カリガリ賞を受賞し、世界的な評価を得る。2000年2時間25分をわずか37カットで見せる「ヴェルクマイスター・ハーモニー」が話題を呼ぶ。この間、1979〜80年若い映画製作者のために設立されたベーラ・バラージュ・スタジオの実行委員長を務め、’90年ベルリン・フィルム・アカデミー客員教授、’96年ヨーロッパ・フィルム・アカデミー会員となる。2011年ニーチェの逸話を元に生と死に向きあう“終末の六日間”を描いた「ニーチェの馬」を発表、ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。他の作品に「秋の暦」(’84年)、「倫敦から来た男」(2007年)など。1986年ぴあフィルムフェスティバルのゲストとして初来日。2012年「ニーチェの馬」日本公開を機に来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報