ペイ運河(読み)ペイうんが(英語表記)Beiyun he

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペイ運河」の意味・わかりやすい解説

ペイ(北)運河
ペイうんが
Beiyun he

中国,チャン (長) 江下流部流域と首都ペキン (北京) を結ぶ大運河の北の一部をなす運河。ペキン東郊のトン (通) 県からテンチン (天津) にいたる約 100kmをいう。元代にペキンが都となってから開削されたもので,清代にいたるまで物資輸送の要路として舟運でにぎわった。現在はチンシャン (京山) 鉄道開通により,その重要性は失われている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

春闘

春の時期に労働組合が一斉に賃上げ、労働条件の改善に関する交渉を行なうこと。欧米では、産業別に強力な労働組合が存在し、それらが労働条件改善への闘争を繰り広げて成果を得てきた。だが、日本では企業ごとに労働...

春闘の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android