20世紀西洋人名事典 「ペーターペーターゼン」の解説
ペーター ペーターゼン
Peter Petersen
1884 - 1952
ドイツの教育学者。
元・イエナ大学教授。
ヴントらの教えを受け、哲学史・文化哲学を研究。高等学校教師を経て、1923年イエナ大学教育学教授。彼は教育の概念を拡張し、教育科学を主張し、又教育と陶冶を厳密に区別し、教育は共同体精神実現の基礎のうえに建設され、教師は共同体精神の方向を見極める指導者で、全文化を見通し、子供を深く理解しうる真の人間認識者でなければならないとした。又彼は「イエナ・プラン」の創始者で、米国で教育を視察・実験し、’24年以来それをもとにイエナ大学付属学校で実施した。著書「Allgemeine Erziehungswissenschaft」(’24年)、「Der Ursprung der Pädagogik」。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報