ホウ突泉公園(読み)ホウとつせんこうえん

世界の観光地名がわかる事典 「ホウ突泉公園」の解説

ホウとつせんこうえん【ホウ突泉公園】

中国の山東省の済南(さいなん)(チーナン)市中心部にある、名泉・趵突泉(しゃくとつせん)(パオトゥチュアン)のある公園。済南は泉の湧き出す町として古くから知られてきたところだが、同市周辺にある72の泉の中で第一とされているのが趵突泉である。2700年前の春秋時代から知られてきた名泉で、多くの文人墨客に愛され、清の乾隆帝は、この泉を「天下第一泉」とした。毎秒1600ℓの湧水量を誇る。水温は年間18℃と変わないため、厳冬期には蒸気が立ちこめ、勢いが強いときには、湧水が海面から50cmも盛り上がるといわれる。この泉の周囲には、望鶴楼や茶座など中国古典様式の建物が建ち、中国独特の景観をつくりだしている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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