ホズル(読み)ほずる(その他表記)Hðr

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホズル」の意味・わかりやすい解説

ホズル
ほずる
Hðr

北欧神話の神。オーディンの子。『エッダ』によると、ホズルの射たヤドリギの枝が災いの矢に変わり、兄バルドルを倒してしまう。一夜明けると、オーディンとリンドの間に生まれたバーリ戦いを挑んでホズルに復讐(ふくしゅう)するが、世界の終末ののちに新しい世界が誕生すると、ホズルはバルドルとともにふたたび新しい世界に戻る。スノッリによれば、ホズルは盲目の神で、ロキに手渡されたヤドリギを射たためにバルドルが倒れたことから、神々はロキに対して復讐するという話に変わっている。

[谷口幸男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む