ホトクロミックガラス

化学辞典 第2版 「ホトクロミックガラス」の解説

ホトクロミックガラス
ホトクロミックガラス
photochromic glass

紫外線,短波長可視光線により暗色化し,照射をやめ,あるいは特定波長の可視光線を照射することにより退色するガラス.AgX(X = Cl,Br,I)を添加したNa2O-Al2O3-B2O3-SiO2系ガラスを熱処理することにより,10~100 nm 程度のAgXの微結晶を析出させてつくる.感光波長はハロゲン原子量増大に伴い長波長領域に移る.光の照射により,
(1)短波長の光による着色中心生成
(2)長波長の光による退色,
(3)熱エネルギーによる退色,
が同時に起こり,三者の速度の関係により種々の特性のガラスができる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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