ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホドナ湖」の意味・わかりやすい解説 ホドナ湖ホドナこChott el Hodna アルジェリア北部,セティフ県とバトナ県にまたがる浅い塩湖。サハラアトラス (アトラスサハリエン) 山脈と,テルアトラス (アトラステリエン) 山脈の間,オープラトー高原東部のホドナ平野,標高 370mに位置する。両山脈の降雨が流入し,雨季 (冬) には長さ 80km,幅 15kmの湖になるが,乾季には激しい蒸発のため岩塩の底を露呈する。岩塩採掘に利用されるだけであったが,地下に大きな淡水層があり,灌漑用水としての利用が考えられている。周辺地域は水路の遺跡などからローマ時代には農業が営まれていたらしい。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by