ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バトナ県」の意味・わかりやすい解説 バトナ〔県〕バトナBatna 旧名オーレス Aurès。アルジェリア北東部の県。県都バトナ。県域はサハラアトラス山脈のオーレス山地と,東部大砂漠 (グランデルグオリエンタル) の北端とに2分される。オーレス山地は先住民ベルベル人が,ローマ人,アラブ人,フランス人の侵略に対し,常に避難することのできる天然の要塞であった。住民のなかには,夏に北方に移動し,秋に南方に帰る遊牧民が多い。主要産物は畜産物,ナツメヤシ。県域中央をアナバ-トゥグールト間の鉄道,道路が南北に貫通する。おもな都市は県都のほかにビスクラ。面積3万 7180km2。人口 75万 2617 (1987) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by