ほほ(読み)ホホ

デジタル大辞泉 「ほほ」の意味・読み・例文・類語

ほほ

[感]
女性などが、軽く上品に笑う声。「ほほ、おかしな方ね」
ほほう」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ほほ」の意味・読み・例文・類語

ほほ

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 軽く笑うときの声を表わす語。→ほほほほ
    1. [初出の実例]「一度(ひとたび)十度(とたび)ほほと笑ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)
  2. [ 2 ] 〘 感動詞 〙
    1. 満足したり、悦に入ったりしたとき発する語。
      1. [初出の実例]「物の見事に去状書いてひまやります。ホホそこが男のかうけん」(出典:浄瑠璃・心中宵庚申(1722)下)
    2. 感心したり驚いたりしたとき発する語。ほほう。
      1. [初出の実例]「ほほ御主(おのし)、其時の軍(いくさ)に出なされたか」(出典:武蔵野(1887)〈山田美妙〉上)

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