ボルン近似(読み)ボルンきんじ(その他表記)Born approximation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボルン近似」の意味・わかりやすい解説

ボルン近似
ボルンきんじ
Born approximation

量子力学的な衝突問題を摂動論で扱うときの近似法で,M.ボルンによって提唱された。入射粒子の運動エネルギー H0 に比べて衝突粒子間の相互作用のエネルギーが小さいとき,遷移の振幅を,相互作用の強さを表わすパラメータλのべき級数で表わして計算する。λの項は相互作用によって始状態から終状態への直接の遷移,λ2 の項は1つの中間状態を経由する遷移,λ3 の項は2つの中間状態を経由する遷移を表わしている。

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