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中間状態 ちゅうかんじょうたいintermediate state

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中間状態
ちゅうかんじょうたい
intermediate state

量子力学的系の期待値や遷移を取扱うときは,摂動論が有効であるが,始状態から終状態へ直接移る遷移のほかに,中間的に他の状態を経過する高次の過程が考えられる。このような状態は多くは準安定であって,一般に中間状態といわれる。不確定性原理によれば,時間の不確定 Δt とエネルギーの不確定 ΔE の間には,ΔtΔEh/2π ( hプランク定数 ) という関係があるから,一般に寿命が短い (つまり Δt が小さい) 中間状態ほど,ΔE が大きく,エネルギー的に離れた状態を考慮しなければならない。高次の摂動を考えるときほど,介在する中間状態の数は多くなる。また電子と電磁場の間に相互作用があるとき,中間状態としては,電子や光子の数が異なるいろいろな状態が可能である。この意味で,電子は仮想的に光子を放出,吸収しているなどという言い方をする。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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