ボンバルディアダッシュ8プロペラ旅客機(読み)ぼんばるでぃあだっしゅ8ぷろぺらりょかくき/ぼんばるでぃあだっしゅえいとぷろぺらりょかくき(その他表記)Bombardier Dash8 regional transport

知恵蔵 の解説

ボンバルディア ダッシュ8 プロペラ旅客機

ボンバルディア雪上車など航空に関係ない事業会社だったが、1986年に小型のプロペラ旅客機のメーカーだったデハビランド・カナダ社を買収し、航空機の製造分野に進出してきた。ダッシュ8の原型-100(37客席)は1983年に初飛行した。原設計を踏襲し、エンジンを強化し、胴体と翼を延長して-200(37客席)/-300(50〜56客席)/-400(70客席)と成長してきた。YS-11がリタイアしたので、日本での使用機数も37機に達している-400は省エネルギープロペラ機としては高速なので、高知〜大阪のような1時間程度の短区間ではジェット機と所要時間が数分しか違わないということでシェアを伸ばしてきていた。

(鳥養鶴雄 元日本航空機開発協会常務理事 技術士(航空機部門) / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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