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航空 コウクウ

百科事典マイペディアの解説

航空【こうくう】

航空機に人や物を乗せて空中を飛ぶこと。航空の幕が切って落とされたのは1783年,モンゴルフィエ兄弟が製作した熱気球にピラトール・ド・ロジェとダルランド侯爵が乗り組んで空へ昇ったときである。19世紀後半には蒸気機関や電動機駆動のプロペラを推進装置としてもつ飛行船が登場し,20世紀に入るとドイツのツェッペリン飛行船によって世界最初の有償航空旅客輸送が始められた。しかしこれらは空気より軽い軽航空機であり,翼に働く揚力で重量を支えて飛ぶ空気より重い航空機,すなわち重航空機のほうはずっと後れて,ようやく19世紀の終りからグライダーによる実験が始まった。1903年にライト兄弟が初めて飛行機による飛行に成功して以後は,航空の発展は飛行機を中心として急速に進み,現在では主要な高速交通機関であるだけでなく,産業航空や自家用・スポーツ航空の分野にも広がっている。また軍用航空も攻撃,偵察,輸送,哨戒(しょうかい)など,戦闘各部面に支配的な力を発揮する。技術的にみた今日の航空の内容はきわめて広範で,航空機の機体や原動機などにとどまらず,航空計器や電子・通信装備,航法技術,空港設備,航空交通管制システム,航空救難,航空医学・心理学などにわたる。これらはその国の技術水準の一指標でもあり,最近はさらにロケット,宇宙飛行などの分野へも応用されている。→航空原動機航空運送事業航空宇宙工業

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世界大百科事典 第2版の解説

こうくう【航空】

地球の周りにある空気によって生ずる静的あるいは動的な空気力を利用して飛行すること。地表から離れるにしたがい,空気の密度が減るので,生ずる空気力がそれに比例して弱くなる。したがって,現代の航空機が水平飛行を続けられる実用高度はだいたい0~20kmの範囲である。これまでの水平飛行における高度の最高記録は25.9km(1976),母機から進発したロケット機の到達高度としては95.9km(1962)の記録がある。

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大辞林 第三版の解説

こうくう【航空】

空中を飛行すること。航空機で空を航行すること。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

航空
こうくう
aviation

なんらかの機械または器具に人間や物を乗せ、空中を自由に航行すること。この場合、空中とは、大気のあるなしに関係なく、宇宙空間も含まれる。航空はその目的によって、軍事、民間(スポーツ、輸送、測量、調査など)、および政府が直轄する救難・監視を目的とするものに分けることができる。[落合一夫]

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