ボーイングE-3セントリー(読み)ボーイングイーさんセントリー(その他表記)Boeing E-3 Sentry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ボーイングE-3セントリー
ボーイングイーさんセントリー
Boeing E-3 Sentry

高性能の空中警戒管制機 AWACS。 1977年からアメリカ合衆国が配備しているもので,ボーイング 707ジェット旅客機を改造して,胴体上部に直径 9.15mの回転レドームを搭載,毎分6回の割合で回転させて半径 400km内の空域および地表の目標 600を監視する。うち 200の目標について同時に敵味方を識別し,ただちに味方の航空機や艦艇に情報を伝達する。これにより,レーダ能力に制限のある戦闘機などには大きな力となる。1回の哨戒飛行は最大 11時間。湾岸戦争でもイラク軍機の撃墜に大きな役割を果たした。アメリカのほか,イギリス,フランス,サウジアラビアなどが採用している。 1972年2月に初飛行,1977年就役。乗員4人,電子機器操作員 16人以上。全長 46.6m,全幅 44.42m,総重量 150.8t,最大速度マッハ 0.83,戦闘行動半径 1600kmで6時間の哨戒が可能。生産はすでに終了したが,2006年現在で世界中に 66機が展開し,巡航ミサイル探知など,機能向上のためのコンピュータ・システムの改良が続いている。

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