ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボーデルシュウィンク」の意味・わかりやすい解説
ボーデルシュウィンク
Bodelschwingh, Friedrich von
[没]1910.4.2. ベテル
ドイツの牧師,社会事業家。農業経営を学び,のちに神学を修め,パリで補助牧師としてドイツ人浮浪者や失業者のために働き,その後ルール地方のデルビヒで牧師をつとめる (1864~72) 。4人の子供の死を通じて奉仕を決意し,ドイツ最初のてんかん患者の施設とディアコニッセ (奉仕女) の家,および兄弟の家を指導,これらはベテルの名で総称されるドイツのキリスト教社会福祉の一大中心地となった。ドイツ最初の労働者コロニーを創設 (82) ,またベルリンの福音主義東アフリカ伝道協会の指導者となってアフリカの医療伝道に貢献した。
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