ポテンシャルエネルギー停留原理(その他表記)principle of stationary potential energy

法則の辞典 の解説

ポテンシャルエネルギー停留原理【principle of stationary potential energy】

力のベクトル P変位のベクトル u内積符号を変えたスカラー量 Hポテンシャルと呼ばれる.H=-Pu.系のひずみエネルギーW)にポテンシャルエネルギーを加えたものを「全ポテンシャルエネルギー」と呼び π で表す.π=WH となる.

全ポテンシャルエネルギー(π)を停留させれば(δπ=0)系の真の状態,すなわち釣合と変形適合条件および境界条件を満たす状態が求められること.「全ポテンシャルエネルギー停留原理」ということもある.

なお,全ポテンシャルエネルギーは停留条件で最小値をとるので,全ポテンシャルエネルギー最小の原理でもある.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む