精選版 日本国語大辞典 「釣合」の意味・読み・例文・類語 つり‐あい‥あひ【釣合】 〘 名詞 〙① つりあうこと。二つ以上の事物の重さ・力などが均衡を保つこと。平衡。調和。均衡。バランス。[初出の実例]「何とぞ今一つ、これ程の物がござったならば、釣合がよう御座らうが」(出典:虎寛本狂言・米市(室町末‐近世初))② 転じて、綱渡りのように均衡を保ってやっとのことで倒れないでいること。[初出の実例]「よそ目から打見には、悠悠と〈略〉見ゆるけれども、下から見れば、内証は釣合(ツリアイ)だらけで」(出典:洒落本・跖婦人伝(1753))③ 一つの物体にいくつかの力が同時に働いていて、なおその物体が静止の状態または等速度運動をしているとき、物体に働いている力の間になりたつ関係。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by