海の事典 「ポテンシャル密度」の解説 ポテンシャル密度 海水を断熱的にある規準の深さまで持ってきたときに示す水温をポテンシャル水温と呼ぶが、この温度と海水の持つ塩分とから求められた海水の密度をポテン シャル密度という。海水は上下移動に際して膨張・収縮するから成層の安定度を考えるときは、ポテンシャル密度を用いる。また、海水はその面上で位置を交換 しても、その場所で周辺の海水と同じ密度を持つような面に沿って、主として移流あるいは混合する性質を持つ。この面は、近似的に等ポテンシャル密度面で与 えられる。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報 Sponserd by