主鎖中にスルホン結合-SO2-を含む重合体の総称.ジチオアルコールとジブロミドとを反応させてポリチオエーテルとし,さらに酸化するか,スルホクロリド誘導体の縮重合によって得られる.例を図示する.脂肪族のものは溶融紡糸性があり,芳香族誘導体は熱可塑性樹脂となる.一般に,耐酸,耐アルカリ性,難燃性があり,広い温度範囲で使用できる特性がある.パイプ,シート,電器製品,自動車部品に使用される.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…同様に耐熱性のよい,ポリエーテルスルホン(PES),ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)なども開発されている。ポリスルホンも分子内にエーテル結合を有する高分子である。【森川 正信】。…
※「ポリスルホン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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