ポリテルペン樹脂(読み)ぽりてるぺんじゅし(英語表記)polyterpene resin

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポリテルペン樹脂」の意味・わかりやすい解説

ポリテルペン樹脂
ぽりてるぺんじゅし
polyterpene resin

高分子量のテルペン。テルペンはイソプレンが頭と尾で結合した(C5H8)nをもつ物質総称である。天然ゴムグッタペルカ多数のイソプレンが連結した構造のものでポリテルペンとみなせるが、普通には松脂(まつやに)などを乾性油に溶解させたものや、フェノールテルペン類(たとえばリモネン)との反応生成物をいう場合もある。いずれも塗料用に用いられる。

垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android