日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポリテルペン樹脂」の意味・わかりやすい解説 ポリテルペン樹脂ぽりてるぺんじゅしpolyterpene resin 高分子量のテルペン。テルペンはイソプレンが頭と尾で結合した(C5H8)nをもつ物質の総称である。天然ゴムやグッタペルカは多数のイソプレンが連結した構造のものでポリテルペンとみなせるが、普通には松脂(まつやに)などを乾性油に溶解させたものや、フェノールとテルペン類(たとえばリモネン)との反応生成物をいう場合もある。いずれも塗料用に用いられる。[垣内 弘][参照項目] | テルペン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例