現代外国人名録2016 「マイケルブラウン」の解説
マイケル ブラウン
Michael E. Brown
- 職業・肩書
- 天文学者 カリフォルニア工科大学惑星天文学部教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1965年
- 出生地
- アラバマ州ハンツビル
- 専門
- 惑星科学
- 学位
- 天文学博士号(カリフォルニア大学バークレー校)
- 受賞
- カブリ賞(宇宙物理学部門)〔2012年〕
- 経歴
- カリフォルニア工科大学講師、助教授を経て、教授。2003年冥王星には及ばないまでも非常に大きな惑星セドナを発見、太陽系10番目の惑星ではないかとも言われたが、小惑星として分類される。2005年には冥王星より大きい天体を発見するが、この天体を惑星と呼ぶべきか、小惑星と呼ぶべきか、その定義に関する論争を巻き起こした。2006年国際天文学連合(IAU)は太陽系の天体の分類に関する新しい定義を決定。この結果、これまで惑星に分類されてきた冥王星は準惑星という新たな分類に移動されることとなり、ブラウンが発見した天体も準惑星に分類され、エリスという正式名称が与えられた。2010年冥王星の分類を巡る議論において自分が果たした役割をまとめた著書「How I Killed Pluto and Why It Had It Coming」(邦題「冥王星を殺したのは私です」)を刊行。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報