マオリ青年党(読み)マオリせいねんとう(その他表記)Young Maori Party

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マオリ青年党」の意味・わかりやすい解説

マオリ青年党
マオリせいねんとう
Young Maori Party

19世紀末から 20世紀初頭のニュージーランドで西欧的教養を身につけたマオリ族の知識人が,マオリ族と白人社会との融合を試みた結社。 1890年代マオリの大学テアウテ・カレッジの卒業生らがアピラナ・ンガタ,テ・ランギ・ヒロア (ピーター・バック) ,マウイ・ポマレ博士ら (のちに3人ともナイト爵を叙爵) を中心に結成した。マオリ族の人口は,60年代の入植者との戦いで減少の一途をたどったが,90年代に急速に増加した。しかし白人社会とその文化を敬遠しているマオリ族は多く,彼らのために西欧文化,特に公衆衛生と教育面での融和に力を注ぎ,議会にも政党活動を行なって,かなりの成果を収めた。

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